2007年の初放送から一気に人気を集め、ショートネタブームを巻き起こしたフジテレビの『爆笑レッドカーペット』。
しかし、その勢いは長く続かず、わずか2年半でレギュラー放送が終了しました。
なぜ人気番組が短期間で幕を閉じたのか。
そして2025年8月11日(月・祝)、約11年ぶりに復活する背景とは——。
▶️ 番組の歩み — 爆発的ヒットから急ブレーキ
『爆笑レッドカーペット』は2007年、特番としてスタート。

1分前後でネタを披露する「ショートネタ」という形式が斬新で、ゴールデン帯の家族視聴にマッチしました。
2008年4月にはレギュラー化され、当時の人気芸人や無名の若手が次々とブレイク。
最高視聴率20%を超える回もありました。
しかし、2010年8月をもってレギュラー放送は終了。
以降は特番で断続的に放送されるも、2014年頃を最後に長い空白期間へと入ります。
▶️ なぜ終了したのか — 3つの理由
✔️ 視聴率の低下
初期は高視聴率を記録しましたが、時間帯移動やネタ番組ブームの沈静化により数字が下降。
裏番組の強力なラインナップも影響し、安定して視聴率を取ることが難しくなりました。
✔️ フォーマットの飽き
「1分ネタ」は斬新であった反面、毎週続けるとネタの幅が限られ、マンネリ化を招きました。
ネタの短さゆえにインパクト勝負となり、芸人によっては“見せ場が作りにくい”という声も。
✔️ 編成上の都合
当時のフジテレビは、ドラマや大型バラエティを重視する方針にシフト。
短尺ネタ番組は“改編期向け”と見なされ、レギュラー枠から外れることになりました。
これらの要因が重なり、番組は「全盛期のうちに幕を下ろす」形でレギュラーを終える決断を下したとされています。
▶️ なぜ今、復活するのか — 時代が追いついた1分ネタ
2020年代に入り、TikTokやYouTubeショートなど短尺動画文化が定着。
若年層は数十秒で完結するコンテンツに慣れており、『爆笑レッドカーペット』のフォーマットは再び時代にフィットします。
さらに、フジテレビにとっても過去の人気ブランドを復活させることは話題性と視聴率の両面でメリットが大きく、夏の大型特番として企画されたとみられます。
▶️ 2025年復活SPの出演者 — 豪華60組が集結

MC・進行
- 高橋克実
- 今田耕司
- 山﨑夕貴(フジテレビアナウンサー)
パネラー
- 池田美優(みちょぱ)
- 片寄涼太(GENERATIONS)
- 鈴木浩介
- 角田夏実
- 戸田恵子
- 原菜乃華
- 吉岡里帆
出演芸人(五十音順・★は初登場)
相性はいいよね(★)、アキラ100%、アルコ&ピース、アンガールズ&阿佐ヶ谷姉妹、えびしゃ(★)、蛙亭(★)、狩野英孝、キャツミ(★)、キンタロー。、クールポコ。、くまだまさし、ぐろう(★)、ゴー☆ジャス、コットン(★)、ゴンゾー、ザ・パンチ、ジェラードン(★)、シシガシラ(★)、しずる、信濃岳夫・金原早苗(★)、シューマッハ(★)、ジョイマン、庄司智春、ジョックロック(★)、真空ジェシカ(★)、新鮮なたまご(★)、スクールゾーン(★)、スクラップス(★)、ずん(飯尾和樹)、そいつどいつ(★)、チェリー大作戦(★)、超速バギー(★)、チョコレートプラネット、ツートライブ(★)、友田オレ(★)、ナイツ、なかやまきんに君、ナチョス。(★)、ななまがり、ネルソンズ(★)、ハイキングウォーキング、バッテリィズ(★)、バローズ(★)、ビコーン!(★)、ファイヤーサンダー(★)、5GAP、ファンファーレと熱狂(★)、藤崎マーケット、フルーツポンチ、ベルナルド(★)、満丸(★)、柳原可奈子、やまぐちたけし(★)、ヤンシー&マリコンヌ(★)、ゆってぃ、ラパルフェ(★)、ラランド(★)、ランパンプス(★)
往年の常連組と新世代芸人が入り混じり、まさに“世代横断型”のネタ祭りとなります。
▶️ まとめ — 「終了の理由」があったからこその復活
『爆笑レッドカーペット』は視聴率の低下やマンネリ化で終わった番組ですが、そのフォーマットは時代を先取りしすぎていたとも言えます。
2025年の今、短尺コンテンツが全盛となり、当時の弱点がむしろ強みに変わりました。
8月11日(月・祝)18:30〜21:00、フジテレビ系で放送。
あの日テレビを席巻した“赤いカーペット”が、再び笑いの渦を巻き起こします!