いま、TikTokで思わぬ人物がバズっています。
それはなんと、広島県呉市の現職市長・新原芳明(しんはら よしあけ)さん。
「市長がTikTok?」「75歳でSNSデビュー?」と驚く人も多いでしょう。
しかし、この動きには単なる“話題づくり”にとどまらない、呉市の未来を見据えた深い戦略があるのです。
この記事では、TikTokで注目を集めている新原市長の経歴やプロフィールとともに、なぜ今、市長がSNSに挑んでいるのかを解説します!
▶️新原よしあけ(芳明)市長のプロフィール・経歴
まずは新原市長の略歴からご紹介します!
- 氏名:新原 芳明(しんはら よしあけ)
- 生年月日:1950年3月27日(75歳)
- 出身地:広島県呉市川原石
- 学歴:東京大学法学部 卒業(1972年)
- 前職:大蔵省(現・財務省)官僚、富山県副知事、証券監視委員会事務局長、造幣局理事長など
- 現職:呉市長(2017年11月初当選、現在2期目)

新原氏は、エリート官僚として日本の財政・金融の中枢で活躍してきた人物です。ベルギー・フランスの日本大使館勤務経験もあり、国際感覚にも優れています。
2017年、故郷・呉市への恩返しとして市長選に出馬し当選。
以来、被災地復興、製鉄所跡地の活用、公共交通・インフラ整備、人口減少対策など、地に足の着いた市政運営で評価を得ています。
▶️突然のTiktokデビュー
そんな新原市長が、2025年6月、TikTokを開設。アカウント名は「呉市の市長@新原よしあけ」(@kureshi_shicho)。動画では、市長自らが登場し、呉市の魅力を紹介しています。
最初の投稿では、照れながらも真剣な眼差しでこう語ります。
「呉市の市長、TikTok始めます!どうぞよろしくお願いいたします!」
その後の動画では、呉の観光地を歩いたり、海自カレーや牡蠣など名物グルメを紹介したりと、“市長自らがまちをPRする”姿が話題を呼びました。
@kureshi_shicho 広島県呉市の新原よしあけ後援会による応援団アカウントです! どうぞよろしくお願い致します! #市役所 #呉市 #広島 #市長 ♬ Energetic Upbeat – TaigaSoundProd
特に注目を集めたのは、市長がカジュアルな服装で大和ミュージアム前に立ち、「ここが呉の誇りです!」と紹介する動画。コメント欄には「まさか市長がTikTokしてるとは」「呉が好きになる」「行ってみたくなった」といった好意的な声が並びました。
▶️なぜTikTok?その背景にある市長の戦略
新原市長がTikTokを始めた背景には、「若者へのアプローチ」があります。
政治離れが進む中、特に若い世代にとって「市政」は縁遠い存在になりがちです。市長自身、「市役所が何をしているのか伝わっていない」と感じており、より身近に、親しみやすく情報を届ける方法として、SNSの活用を決断したのです。
また、呉市は観光と地域経済の活性化を大きなテーマに掲げており、TikTokを通じて観光PRにつなげる狙いもあります。市長が自ら発信することで、信頼感と説得力が生まれ、地域の魅力がよりリアルに伝わります。
さらに、現在の市長選(2025年7月投開票予定)を前に、市民との接点を増やす意味合いもあると見られています。TikTokはあくまで手段ですが、「開かれた市政」を象徴する動きとも言えるでしょう!
▶️75歳の挑戦が伝えるもの
SNS=若者、というイメージが強い中で、75歳の現職市長がTikTokに登場するという事実自体が、ひとつのメッセージです。
それは、「年齢に関係なく、変化を恐れず挑戦する姿勢」の象徴であり、「市民に伝えたい」「町をもっと良くしたい」という強い思いの表れでもあります。
市長本人は、趣味の水泳で日々体力維持に励みながら、現役で市政を担い続けています。年齢にとらわれず、新しい方法に飛び込むその姿勢は、多くの人にとっても刺激となるのではないでしょうか。
▶️まとめ
いかがでしたでしょうか!?
この記事では、今Tiktokでバズっている呉市市長・新原芳明のプロフィールや経歴について解説しました!
市長がTikTokをする――最初はちょっとした“ネタ”のように見えたかもしれません。しかし、その中には、呉市への誇り、市民への思い、そして新しい世代へのメッセージが詰まっていました。
新原よしあけ市長のSNS挑戦は、単なる「バズり」ではなく、「開かれた政治」と「まちの魅力発信」の第一歩。
その発信に、これからどんなストーリーが紡がれるのか、注目していきたいですね!
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