2025年夏、岐阜県大会を制し甲子園への切符を手にした県立岐阜商業(県岐商)。
その原動力の一人が、外野手・横山温大選手です。
生まれつき左手にハンディキャップを持ちながらも、安定した守備と高い打撃力でチームに貢献しています。
本記事では、横山選手のプロフィールや守備スタイル、出身中学、これまでの歩みを詳しく紹介します!
▶️ 横山温大選手のプロフィール
まずは横山温大選手のプロフィールを紹介します!

岐阜大会では、主に7番打者として出場し、高い打率と出塁率で打線のつなぎ役を担いました。
外野守備では安定感があり、機敏な動きでチームを救う場面も多く見られます。
▶️ 守備はどうしてる?
横山選手の大きな特徴は、生まれつき左手の指が欠損していることです。
それにもかかわらず、守備面では他の選手と変わらない、むしろそれ以上のパフォーマンスを見せています。

捕球後は右手でグラブを外し、素早く送球体勢へ移行。
この動作は非常にスムーズで、相手走者に隙を与えません。
こうした守備の正確さは日々の練習と工夫の積み重ねによるもので、バットスイングも左手の押しを意識して強化しています。
また、打撃面では右手一本でのコントロール力に加え、下半身の安定感を活かしたスイングで広角に打ち分ける技術も持っています。
▶️ 出身中学と野球の原点
横山選手は、岐阜県各務原市立緑陽中学校の出身です。
中学時代は学校の野球部ではなく、愛知県の硬式野球チーム「江南ボーイズ」に所属していました。
江南ボーイズ時代には、現在帝京大可児高校で活躍する川上洸晶投手とバッテリーを組んでいました。

↑川上洸晶投手
2025年の岐阜大会決勝では、その川上投手と公式戦で対戦することになり、長年の友人同士の真剣勝負が実現しました。
▶️ 岐阜大会決勝での活躍
2025年7月28日に行われた岐阜大会決勝、対帝京大可児戦では、県岐商が10-0で勝利。
横山選手はこの試合で3打数3安打1打点3盗塁と大活躍を見せました。
特に6回、かつてのバッテリー相手である川上投手から放ったタイムリーヒットは、試合を決定づける一打となりました。
守備でもライトゴロを含む堅実なプレーでチームを支え、文句なしのMVP級の働きでした!
(岐阜県大会:決勝戦の詳細)
▶️ 甲子園での挑戦
県岐商は3年ぶりの甲子園出場を決め、横山選手にとっても初めての大舞台となりました。
甲子園開幕前の練習では、
「自分と同じようにハンディキャップを持つ人たちに勇気を与えたい」
と語り、結果だけでなく姿勢でも周囲に感動を与えています。
横山選手のプレーは、技術面だけでなく精神面でも多くの人に影響を与えており、その存在感はチームにとって欠かせません!
▶️ まとめ
横山温大選手は、生まれ持ったハンディを感じさせないプレーで、高校野球ファンから注目を集めています。
出身中学時代からの努力と工夫、そして甲子園という舞台での挑戦は、多くの人々に勇気を与えるでしょう。
今後の成長と活躍から目が離せません!